- Android 版「SIM マネージャー」アプリ D.2.1.862659810 アップデートのアプリ内コードを解析した結果、「eSIM 転送キャリア」の手動設定機能に関する記述が追加されていることを発見。
- 一般ユーザー向けの機能ではなく、あくまでも開発者が eSIM 転送を検証するときに使用するための機能。
- 今後 Android の eSIM 転送機能に対応するキャリアが拡充される可能性。
Android デバイス向けの SIM 管理用システムアプリ「SIM マネージャー」に、「eSIM 転送キャリア」の手動設定機能が追加された模様です。
2026 年 2 月 17 日(火)に配信された Android 版「SIM マネージャー」アプリ D.2.1.862659810 アップデートのアプリ内コードを解析した結果、「eSIM 転送キャリア」の手動設定機能に関する記述が追加されていることを発見しました。とはいえこの「eSIM 転送キャリア」手動設定機能は一般ユーザー向けの機能ではなく、あくまでも開発者が eSIM 転送を検証するときに使用するための機能です。
<string name="carrier_list_title">eSIM Transfer Carriers</string>
<string name="carrier_list_description">Click on a carrier to edit. Carriers added here will override any overlays and configs.</string>
<string name="carrier_list_description_empty">Add a new carrier from the menu in the top right. Carriers added here will override any overlays and configs.</string>
<string name="carrier_name_title">Carrier Name</string>
<string name="carrier_id_title">Carrier ID</string>
今回追加されたアプリ内コードには、「eSIM Transfer Carriers(eSIM 転送キャリア)」というタイトルや、「Add a new carrier from the menu in the top right. Carriers added here will override any overlays and configs.(ここに通信事業者を追加すると、既存のオーバーレイや設定が上書きされます)」といった具体的な説明文が含まれており、意図的に実装された検証用機能であることが読み取れます。具体的には、開発者が「Carrier Name(通信事業者名)」と「Carrier ID(キャリア ID)」を手動で入力してリストに追加することで、システムが本来保持しているキャリア設定よりも優先して、その設定を適用させる仕組みです。
通常、Android の eSIM 転送機能は、通信キャリアごとの対応状況や設定情報(Carrier Config)に基づいて動作しますが、今回追加された「eSIM 転送キャリア」機能を利用することで、正式な設定ファイルが配信されていない未対応のキャリアであっても、擬似的に対応状態を作り出して挙動を確認することが可能になります。これにより、Google や通信キャリアの開発者は、eSIM 転送プロセスのテスト時に、サーバー側の設定変更を待つことなく行えるようになると予想されます。
ということで、「SIM マネージャー」アプリに今回追加された「eSIM 転送キャリア」機能を一般ユーザーが使用する機会はないはずです。とはいえ、Android の eSIM 転送機能をより多くのキャリアがスムーズに導入できるようにするための、重要な機能であることは間違いなく、結果的に、今後 Android の eSIM 転送機能に対応するキャリアが拡充される可能性が広がります。
「SIM マネージャー」アプリリンク











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